
お酒は20歳になってから
ティファ―ン家のチェンガ 2016
【原産地呼称】PDOヴィラーニ DHCヴィラーニ・クラッシクス
【ブドウ品種】ライナイ・リースリング70% オラスリズリング30%
【ワイン】澄んだ麦わら色。リンゴ、レモン、洋梨、蜂蜜やアカシアの花の華やかな香りにきりっとした酸味、微発泡が特徴です。力強いですが、優しい気持ちになるワインです。ワインの名前「ティファ―ン家のチェンガ」は、ティファ―ン家の最年少の女の子、チェンガちゃんの名前をとったものです。チェンガちゃんが生まれた2010年に初めてこのワインができました。孫娘と同じ名前のワインをワイナリーのオーナー兼醸造家のエデさんは大切に醸造しています。
適温:10~12℃
辛口 ライト
容量:750㎖
アルコール度数:12.5%
糖度:0.7g/ℓ
酸度:6.0g/ℓ
【合わせるお料理】クリーム系パスタ、白身魚のムニエル、ハーブを使ったローストチキン、クリームチーズ、モッツァレラ
【土壌】ヴィラーニ地方の1級ブドウ園、ヴァーレルドゥ 西向きで北風に守られたブドウ園は素晴らしいマイクロ・クライメットのおかげで凝縮した味わいのブドウが収穫できます。オラスリスリングはシクローシュの近くの斜面で白ブドウの栽培に適しています。石灰岩の上にレスと赤土がのり、部分的に化石を含む石灰質土壌。
【樹齢】5年
【栽培・収穫】ティファ―ン・ワイナリー所有のブドウ畑で栽培したブドウを2016年9月~10月にかけて生理的完熟の状態で収穫。
【製造工程】果汁と果皮を接触させ半日程度15~16℃の温度管理のもと発酵させる。マロラクティック発酵有。ステンレスタンクで4箇月貯蔵。
【ヴィンテージ】穏やかな冬、霜の被害はなかった。7月まで徐々に気温が上がり、十分な降水量があった為、完熟ブドウとなった。全体的に健康で果実味豊かなブドウが収穫できました。バランスの良いヴィンテージでした。
【醸造家】ティファ―ン・エデ氏
エデさんは1746年からワイン醸造に携わってきたティファ―ン家の9代目にあたります。
0.5㌶のブドウ畑から始まって徐々に買い足した畑は25㌶になりました。
1999年にハンガリー共和国大統領より功労勲章を、2017年には、ハンガリー・サイエンス・アカデミーより、ハンガリーワインの向上に対する革新的な貢献を讃えて無記名投票により表彰されました。エデさんのワイン醸造の知識と経験、妥協のない厳格さはハンガリー醸造家達の尊敬を集めています。
「私はヴィラーニの土地を愛しています。この土地を訪れる人が私のワインを飲んでヴィラーニを感じてくれれば、これほど幸せなことはないよ。素晴らしいワインを作る為にはどんな苦労も厭わないね。」こう語るエデさんのワイナリーではテロワールを生かしたブドウ栽培、化学肥料を使わない昔ながらの伝統的なブドウ栽培とワイン醸造を守っています。エデさんは自分の作ったワインを飲んで、人々の顔が笑顔でほころぶのを見るのが何よりも幸せだと静かにささやきました。
ティファ―ン・ワイナリーのセラーの壁はほとんどがベルベットのようにふわふわのクラドスポリウムという黒カビが覆ってます。この菌はワインセラーの中だけで成長し、空気清浄、湿気の管理をすると考えられています。セラーの壁を覆っている黒カビのおかげでセラー内の空気は奇麗で、程よい湿気が心地よくひんやりしています。
数年前からニュージーランドのワイナリーで修行を終えた孫のジョルトJr.さんがワイン醸造に加わりエデさんの強力な若手醸造家としてワイナリーの切り盛りに参加しています。
【Nobilis Vinorum Pannoniae Magistri】
ティファ―ン・エデ氏は、1999年「高潔なハンガリーワインマスター」というハンガリ ーで有名なワイナリーのオーナーが自主的に組織した団体の創始者の一人です。
会員はブドウの栽培から最終的なワインになるまで倫理的な生産過程を守り、ハンガリーワインの更なる質の向上を求め、世界中にハンガリーワインを広め、ワインを楽しむ文化の啓蒙をし、ハンガリーワインの地位向上を目指しています。代々受け継がれたブドウ栽培、ワイン醸造の哲学を次の世代に伝えていくことに誇りを持ち、ワイン醸造を職業としてではなく、人生そのままとしてとらえています。
【ワイン栓】スクリューキャップ
【瓶詰場所】Tiffán's Cellar(ワイナリーで瓶詰)
【輸入】リーファーコンテナ使用
【保管】定温倉庫 温度:15℃ 湿度:70%